シロノシタゲストハウスの看板息子 たっくん(8歳・現在小学2年生)は自閉症です。知的障害もある為、地元の小学校の支援学級には入れてもらえず、スクールバスで県立の支援学校に通っています。

発達障害の疑いがあると言われたのは、1歳半くらいの時の事でした。慣れないことがあるとすぐに泣きわめき、癇癪を起していました。

身体は幸いにも健康なので、小さい内は見た目も余り他の子と変わらないのですが、大きくなるにつれ、障害があるということがはっきりと分かってきました。それに最近、てんかんの気も少し出てきていて、現在、病院で検査中です。

今でも、質問に対してほとんど答えることが出来ず、普通のコミュニケーションや会話をすることが出来ません。2年前から家で勉強を教えることにしたのですが、月日・曜日・時間・お金のことなどがまだあまり理解できていません。それでも、いろんな事が分かるようにはなってきたと思います。

障害があっても私たちにとっては、かけがえのない息子に変わりはありません。

父親としての私の目標は、「私たちが死んでいなくなっても、たっくんが幸せに暮らせるようになる」事です。究極の理想は、いつかはたっくんの自閉症・知的障害が治って、健常者と同じレベルの生活ができるようになる事です。

そんなたっくんですが、親バカながら素敵なところもたくさんあります。

・外に出かけるのが大好きで、いつもスキップしながら歩いています。
・食べ物の好き嫌いがほとんどなく、何でもおいしそうに食べます。銭湯・お風呂も大好きです。
・笑顔・寝顔が最高にかわいいです(これは本当に親バカですね)。
・色んなところに旅行に連れまわすのですが(特にコロナ騒ぎ前)、どこへ行っても楽しそうにしてくれ、全然文句を言いません。
・赤ちゃんの時からパパとママが大好きで(特にママ。これは男の子だから仕方がないですね)、今でも愛してくれています。
・お子様連れのお客様が来ると、とても嬉しいみたいで、コミュニケーションが上手に取れなくても、一緒に遊ぼうとしています。
・全員ではありませんが、常連のお客様の顔と名前をきちんと憶えています。

かく言う私も、元々ダメ会社員で、サラリーマンとして上手くやっていけないのでゲストハウスを始めましたし、妻はとっても人見知りでゲストハウスのおかみとは思えないし、そんなダメなシロシタファミリーなのですが、皆さんに楽しんで頂けるお宿にしたいと日々精進しておりますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

待ってるよ! byたっくん