翌日はバンドのメンバーと梨泰院(イテウォン)という場所で買い物したり、お茶を飲んだりして過ごし、彼らは日本に戻るので、そこでお別れしました。

私はまた♨マークのある宿を探し、2,000円程度のオンドル(床暖房)のついた旅館にチェックインしました。そしてまた太郎君と3度目の合流をし、同じ部屋に泊まる事にしました。

太郎君は梨泰院に行きたいというので、再度一緒に行き、街を散策しました。そこで「Cheers」という看板を見つけ、「アメリカにも同じ店のバーがあります。入りたいです」と言うので入りました(今思えばニセモノのお店だと思います)。席に着き、彼はカクテルを頼みましたが、私はお酒が飲めないのでコーラを頼みました。

しばらくすると、私たちの席の横に女の子が1人ずつ着きました。客だというのですが、怪しいもんです。彼女たちはお酒を奢ってほしいというので、太郎君が「1杯だけ奢りましょ」と言うので仕方なくご馳走しました。私は話が上手ではないので、彼女との話はかみ合わず、しきりに太郎君に着いている女の子に「チェンジ!」と言っていました。しかも、お酒をがぶがぶ飲み結局4杯も奢らされました。太郎君は女の子と話が盛り上がっていて、帰りたくない様子でしたが、「1杯だけ」という話が違うし、不愉快なので「先に帰るよ」と言うと、「マジで?」とちょっと怒って言い返されました。

旅館に帰って寝ましたが、太郎君が戻ってきたのはかなり深夜の様でした。ジントニックをしこたま飲んで泥酔した様でした。

(続く)

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