翌朝目が覚めたら、昼前でした。朝、第一ホテルのロビーで待ち合わせだったのに、大遅刻です。彼らは大田のエキスポでのライブがあるので、間違いなく、先に出かけています。
慌ててチェックアウトをし、大田エキスポ会場行きのバスに乗りました。そこで初日に会った太郎君と合流し、知り合いのライブを見に行き、楽屋に入らせてもらいました。ライブの後は、パビリオンを見たりしましたが、あまり覚えていません(笑)。バンドメンバーが今日はソウルに行くといったので、私もソウルに行くことにしました。太郎君は大田で泊まる予定だったので、明日ソウルで待ち合わせをすることにしました。
エキスポ会場を出て、まずは1人で大田駅に向かう事にしましたが、どうやって行ったらよいか分かりませんでした。若い2人組の女性に英語で尋ねてみても通じませんでしたが、彼女たちは偶然日本語が話せました。彼女たちもソウル方面に向かう所だったので、タクシーを拾ってもらい、一緒に大田駅まで行きました。そしてソウル行きの電車に乗りましたが、席がバラバラだったので彼女たちとの会話はありませんでした。途中で1人が電車を降り、そこで別れを告げました。
電車はソウルに到着しました。時刻はもう夜中の0時でした。バンドメンバーが泊まるホテルに行くにはもうタクシーしかありませんでした。彼女(2人組の女性の内の1人)が次々来るタクシーに私が向かうホテルの名前を運転手に言ってくれましたが、全て方向が異なり、乗せてもらえませんでした。当時のソウルのタクシーは相乗りが主流で、既に先にお客さんが乗っている場合、同じ方向でないと乗せてもらえないのです。彼女には申し訳なかったので、自分でタクシーを拾う旨を話し、彼女ともここでお別れしました。親切な方に出会えたことに感謝です。
ラッキーな事に次のタクシーで方向が合い、ホテルまで乗せてもらいました。そして、バンドメンバーが泊まるホテルに行き、ちょっとしゃべった後、床で寝かせてもらいました(笑)。
(続く)
写真1枚目はライブの様子、2枚目はエキスポ内を走っていたモノレールです。