1992年11月の初めての沖縄旅は、当時大学生でしたので日程は9日間とゆったりしていました。その為、沖縄本島をぐるっと周ろうと決めていました。ただお金はあまりなかったのでレンタカーではなく路線バスでの旅になりました。
那覇を観光した後は、南部方面（ひめゆりの塔・玉泉洞など）は観光バスツアーで効率よく回り、那覇から北側は路線バスで途中下車したりして、沖縄本島の西側半分は最北端までほぼくまなく旅し、途中で本部港（美ら海水族館の近くです。当時はありませんでした)からフェリーで伊江島にも寄ったりしました。
当時沖縄を旅していて、「日本の他の場所と全然違う」という感動がありました。
海・建物・お墓・食べ物・人々・言葉・町並み・気候・お店 等、所々に沖縄独特のものが感じられましたし、その中に少しアメリカの植民地であった部分も感じる事が出来ました。
ただ、大きな荷物を抱えながらのバス旅行は体力を奪い、途中で「もう帰りたいなー」と思うようになりました。
そんな時にふとした出来事で、沖縄に来ることになったきっかけであった喜納昌吉さんとそのバンドメンバーの方々とお会いし、お話することが出来ました。その上、喜納昌吉さんの実家で開催されたパーティーに参加させて頂いたり、レコーディング現場を見させて頂く事が出来ました。これは本当に奇跡でした。
そんな不思議な出来事があってから喜納昌吉さんとバンドメンバーの方々とのお付き合いは、何年もすると疎遠になってしまいましたが、沖縄には何度も足を運んでいます。
一時期は、「沖縄でゲストハウスを開業したい！」と考えていました。
近年は本土資本のお店がたくさん入ってきた為か、沖縄らしさは薄れて来ていて、昔から沖縄に通っている私にとっては少し残念だなあと感じています。
去年の4月に家族3人で16回目（位だと思います。妻と息子はそんなには行ってませんが）の沖縄に行った時、「当分は沖縄に行くのはお休みしよう」と感じました。数年後に沖縄を訪れたらきっとまた新鮮な気持ちになれると思います。
それでも沖縄は、異国情緒満載で本当に楽しい所です。まだ行った事がない人は是非一度沖縄へめんそーれ（いらっしゃい）！
