私がマスク作りを始めた訳

通信販売を中心に姫路エールマスク（しろまるひめマスク）を販売して1週間が経とうとしています。皆さんの暖かい応援・ご支援のお陰で、受注数は200枚を超え、ここの所、毎日朝から夜まで（息子の相手等で中抜きもありますが）マスク作りに励んでおります。

シロノシタゲストハウスには4月末まで出張のお客様がいらっしゃっていたのですが、5月1日を境に全くお客様が来なくなりました。ゲストハウスは開けているのですが、全く予約は入らず、悲しい事に「お客様が来ないのが当たり前」という日々を過ごしています。昨年の5月度は延べ約160名様のお客様がご宿泊されましたが、今年は延べ10名様、実数は8名様で、売上も90%以上のダウンとなりました。
6月以降の宿泊者名簿もガラガラの状態で、いつ平年並みになるのか全く分からない状態です。

今回はコロナウイルス騒動によるものであり、私達より大変な思いをされている方はまだまだたくさんいらっしゃいます。ですので、精神的にはさほど辛くありません。ただ、このまま放置していれば、ゲストハウス建築の為に借りたお金の月々の返済や生活費の為、どんどん手持ちのお金が無くなっていきます。

「このままではマズイな」と思うようになりました。そして、私に何が出来るだろうと考えるようになりました。

5月の頭に家族でホームセンターに買い物に行ったときに、手作りのマスクがたくさん売られていました。そしてたくさんの人が買い求めていました。

「家には妻のミシンがあるし、マスク作れるかな。でも普通のマスクじゃ目立たないよな」と思いました。

それから数日後、1人で風呂に入っている時に、ふと、

「姫路市のキャラクター　しろまるひめでマスクを作ったらどうだろう。インパクトはあるし、それに何よりも今全然観光客のいない姫路の宣伝にならないかな」

と思い付きました。

意外にも思い立ったらすぐに実行するタイプですので（笑）、そこからいつも付けているノートに企画書を書き始めました。

妻も私もマスクを作ったことがありませんし、妻は10年間ミシンにさわっていませんでしたが、妻に一緒にマスクを作るようにお願いしました。

マスクの材料や布切り用のハサミ・カッター、梱包用の袋などを買い、マスク作りの練習を始めました。案の定、最初は布のカットや折り込み、ミシンでの縫い付けも上手くいかず悪戦苦闘しましたが、お手本の無い中、最近になってようやく少しずつ慣れてきました。

こんな形で普段お世話になっている姫路に貢献できているのかは分かりませんが、それでも頑張って作っていきたいと考えています。

そんな私達の感謝の気持ちがこもったマスクを買って頂き、姫路・姫路城・私達を応援して下さると嬉しいです。

少しお待ち頂く事になりますが、まだまだご注文は受け付けておりますので、メール等頂けると幸いです。近隣の方（シロノシタゲストハウスから車で20分以内の距離）でしたら、ご連絡頂ければ、マスク代のみでお届けします（2枚以上、現金払いのみ）。既に3か所にお届けさせて頂きました。

後、まとめてお買い求めて下さった方で結構多かったのは、「お世話になった方々・常連のお客様にプレゼントしたい」という事でした。本当に感謝しております。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

他の苦労している皆さんも1日も早く今まで通りの生活ができる様、切に願っています。