ゲストハウスを作る場合は、新築か既存の建物を改装するかの2パターンになります。

私達は、自宅の居住スペース確保等、種々の理由で新築にしましたが、新築でゲストハウスを建てる人は全体の10%にも満たないと思います。

建物を改装する場合、大部分が直面するのがこの「100㎡の壁」です。

元々宿だった建物をゲストハウスにする場合は問題ありませんが、普通の住宅やゲストハウス以外のお店などをゲストハウスにする場合、「用途変更」という手続きが必要になります。

この「用途変更」をする為には、細かい図面を書いたり、建築士に変更手続きを行ったり、様々な手間と費用が掛かるそうです。

ただ、ゲストハウス部分が100㎡未満だと、この用途変更の申請は必要ないのです。

ですので、多くの人はゲストハウス部分を何とか100㎡未満にしようと様々な工夫をして調整されています。

シロノシタゲストハウスは、ゲストハウス部分が100㎡以上ありますが、新築なので初めから「旅館兼自宅」と申請していますので、その部分は大した問題はありませんでした。

但し、100㎡以上ある事で兵庫県の福祉のまちづくり条例に該当し、バリアフリー対策やスロープ作り等が必要となりました。他にも1階のゲストハウス部分を土間仕様(靴は脱いで頂きますが)にせざるを得ず、なんやかんやでかなりの余分な費用が掛かりました(涙)。

寝耳に水の出来事で当初は大きなショックを受けましたが、いつかシロノシタゲストハウスに体に少しでもハンディキャップがある方がいらっしゃって、その時に少しでも快適にお過ごし頂けたら、私達はとても嬉しいです。

※写真は現在工事中のゲストハウス共有スペースの窓と外壁です♪