以前、スーパーボランティアとして有名な尾畠春夫さんが昔親に言われたという事でこうおっしゃっていました。

「与えた恩は忘れろ。受けた恩は石に刻んででも覚えておけ」

時々この言葉と同時にある人を思い出していました。

それはシロノシタゲストハウスオープン直前の事。二段ベッドを6台組み立てなければならず、さすがにこれは妻と私では大変だという事で、弁当とコーヒーで手伝って下さる方を募集しました。

結果3人の方が来て下さり、その方々のお陰で、二段ベッド6台はものの見事に3時間ほどで組み上がりました。

来て下さった方の2人は何度も面識のある方なのですが、お一人はこの時が2度目で、それからはお会いすることがありませんでした。

私は時々その方を思い出しては、恩返しが出来ていないことを考えていました。

ある日、その方に連絡を入れ、手作りマスクを送らせて頂きたい旨を伝えました(姫路名物のお菓子も同梱するつもりで)。しばらくして返事があり、近くまで用事があるので、数日後に寄って下さるとの事でした。

お会いした後、この方には改めてその時のお礼を申し上げ、お菓子とマスクをお渡しし、その後は暫く談笑しました。

あの時の恩返しには全く及んでいませんが、気持ちを伝えられて少しスッキリしました。

まだもう1人、恩返ししたい人がいるのでまた近々する予定です。

写真はベッド組み立て直後のものです。たっくんが随分小さい!!