サラリーマン生活にピリオドを打ってからおよそ1年6カ月で、無事にシロノシタゲストハウスを開業する事が出来ました。
この長い間には、「ゲストハウスに適した土地が見つからない」「ハウスメーカーの見積価格がおかしい」「兵庫県の条例に合わせる為、建物の仕様を変更しないといけない」等々、たくさんの問題をクリアしなければなりませんでした。
そんな経験を通じて、ゲストハウスを開業するにあたって必要な事を書いておきたいと思います。
・情熱
ゲストハウスをしたいという情熱がないと、とても開業する事など出来ません。理由は人それぞれで良いですが、ただ単に「お金儲けをしたいから」などという理由ではかなり厳しいと思います。
・お金
宿泊業は初期投資がとても掛かります(ほとんどお金を掛けずに開業された方もいらっしゃいますが)。国民政策金融公庫等に融資してもらう場合でも、自己資金がある程度ないと困難です。将来的にゲストハウスを開業したいと思っていらっしゃる方は今の内にしっかり貯金をしておきましょう。
・身内の同意
やはり、家族や両親の同意がないと中々やりづらいと思います。
・事業計画
ビジネスなのですから、赤字続きではダメなのです。ある程度の事業計画を作成して、ビジネスモデルを築いておきましょう。
・健康な身体
初めから人を雇う場合は大丈夫ですが、自分1人で運営する場合は身体に十分気を付ける必要があります。
・人脈
必須ではありませんが、あるのに越したことはないです。私は今でも人脈に欠けているなあと痛感しています。
・覚悟
私はこれが一番大切だと思います。会社員でしたら毎月同じようにお金が入りますが、自営業はそうもいきません。それにゲストハウスの場合、ほとんど休むことも出来ませんし、初期投資が大きいので簡単にやめる事も出来ません。安定した収入を捨てる、休みが少なくても身体を壊さずに頑張る、長く続けられる様に努力する、この様な覚悟が必要だと思います。
・英語力
お客様全員が日本人なら必要ありませんが、外国人のお客様がいらっしゃる場合はある程度の英語力が必要になってきます。
・お客様に喜んで頂きたいという想い
特にこれは私の個人的な意見です。お客様に笑顔で帰って頂くと、こちらも笑顔になります。
※妻がゲストハウスの玄関に飾ってくれました